【発 注 者】 国立大学法人岐阜大学 (工学部 インフラマネジメント技術研究センター)
【設置箇所】 岐阜市柳戸 岐阜大学構内(インフラミュージアム)
【工 期】 2018年7月~2018年9月
▼設置目的
〈インフラミュージアムとは〉
インフラに関わる人材養成のため、トンネルや橋梁、盛土などの実大の構造物モデルを構築し、
学生や技術者がそれぞれの構造物がどのように建設されたのかを学習することを目的としています。
学生のためだけではなく、各種教育機関や団体の方々も活用できる施設となっています。
〈盛土モデル〉
盛土構造を保持するための様々な擁壁の構造断面を表現すると共に、土圧に耐えるために施される
技術が確認できるモデルとなっています。
(モデル寸法) W=6.0m、L=11.0m、H=2.0m
(モデル構成) ・L型擁壁工(4種5基) ・補強土工 ・ブロック積工
〈苦労したところ、見て欲しいところ〉
通常、盛土構造物(擁壁工や舗装工など)は正面又は天面などの“表面”を見ることが出来ますが、
今回のモデルは“どのようにして盛土の構造物が成り立っているのか?”を知るためのモデルなので、
断面(又は内部)が観察できるようにすることが命題でした。なお且つ、“盛土”モデルなので、材料は
“土”を使用しています。
▼施工までの映像
今までに見たことがない(経験したことがない)盛土の内側を見ることが出来る構造物となっています。
主たる施工は弊社が担当しましたが、本モデルの設置趣旨に賛同するメーカー企業様などから、大学への
資材提供協力を受けることで、今回のモデルは完成しています。